運転免許証の点数の仕組み

常識ですが、違反点数は累積方式です

 

ほとんどの方がご存じでしょうが、運転免許証の点数制度は違反をした場合違反内容により点数をもうけ、その点数に応じ運転免許証に対して行政処分を課す制度です。

 

点数制度として、故意に犯した違反は過失(不注意による違反)より刑を重くする制度となっています(酒気帯び関連、無免許関連など)。さらに人身事故などを犯した場合は基礎点数に加えて付加点数が課せられます。

 

この点数制度でいちばん誤解されているのが、満点が15点であり、15点をつかいきると取り消しになるといった内容です。しかしこれは大きなまちがいで、点数方式は○点減点ではなく累積○点であり、その累積点数が一定の基準点数を超えた場合に行政処分が下されるのです。

 

違反点数というのは累積点数方式であるということから、ケースによっては20点や30点にもなる可能性があります。累積点数の計算方法として、大原則は過去3年間における違反点数の合計点で計算されます。

 

しかしながら特殊な場合もあり、過去違反した点数に関してある一定の期間を過ぎた場合などにさまざまな特例を受けることができます。そのため累積点数の計算では過去3年間の累積以外に総合的な計算が必要となるのです。